カリスマの言葉は正しいのか?
カリスマ経営者として名高い稲盛和夫氏の言葉を2つ紹介したい。
モチベーションを持てるよう努力するとき、自分の就いた仕事について、努めて「好き」になるのが一番いい方法。
仕事は「ど」がつくくらい「ど真剣」に打ち込むべき。一度きりの人生を「ど真剣」に生き抜く真摯な姿勢があれば、どんな仕事も好きになる。
彼は、京セラやKDDIを創業し、昨今は倒れかけのJALの再建でもその手腕を発揮し世間にそのカリスマ性を改めて認識させた。
そんな稲盛氏は、「真剣に打ち込めばどんな仕事でも好きになる。」という。
確かに、それは正しいと思うが、そこまで上げるモチベーションを全員が全員持てるかというと、9割の人が「そうではない」と口をそろえて言うだろう。「出来る人は出来るだろうけど…」と。
企業経営の本質はそこにあるのかもしれないが、個人が、”自分の名前で”金を稼ぐことの本質はそこではないのかなと私は思う。
私は、ラットレースを抜けて、金持ち父さんになって経済的自由を獲得したい。
仕事に追われ、家族と触れ合えない日常は自分の望むものでないという思いから、「現状打破」の気持ちが高まったからだ。
そして、ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」を読み、キャッシュフローゲームを体験して、それが「出来る」と知った。
そして、経済的自由を獲得した人の行きつく先は、「仕事をせず贅沢をする生活」ではなく、本当に自分がやりたいことを、国、人、時間に囚われずに自由に出来る、「自分でコントロールできる人生=豊かな人生」であることを知った。
経済的自由を獲得すれば、仕事を「好き」になるのではなく、「好き」を仕事にすることが出来る!
生活費を稼ぐために仕事をしなくても良いのならば、最初は「嫌だな」と思う仕事に真剣に打ち込むうちに好きになるということをせずに、好きなことを仕事にすることが出来るのだ。
好きなことを、好きな時に、好きな人たちと一緒にビジネスをすることが出来るのだ。
現代はインターネットがあるので、10年前よりも「金持ち父さんになる」というハードルは低くなっているのではないだろうか。
大企業を経営するのであれば、稲盛氏の言葉は100%正しい。
何万人の社員の生活を支えるためには年間数百億円、数千億円規模の売り上げを上げることが必要だ。
そのためには、嫌なことも辛いことも乗り越える精神力と行動力が必要不可欠だ。
だが、ロバートキヨサキの教えは、「個人が」経済的自由を達成するためにはどういう心構えと行動を取ったらよいかということにフォーカスしている。個人が、衣食住について十分満ち足りた生活を送るために、毎月何千万円も必要になるということは無い。
好きなことを仕事にして、自分と、自分の大切な家族が幸せな生活を送れるのであれば、人が頑張る十分なモチベーションになり得るのではないだろうか。そして、ロバートキヨサキは、その仕事(ビジネス)と、投資を組み合わせた、経済的自由の達成方法を本の中で示唆してくれている。
「お薦め書籍」のページは、そのためのヒントになる本を紹介しているので是非参考にしてほしい。
ただし、オーナーシップは会社経営でも個人事業でも必須である。
「経営者を育てるには、社員に経営を経験してもらうことが一番。(稲盛和夫)」
これは、個人でビジネスをする場合でも変わらない。
自分が、自分のオーナーであるという認識をしっかり持ち、自分の人生のゴールをしっかりと見定めていなければどんなに好きなことであってもゴールにはたどり着けない。
好きだからこそ、好きなもので飯を食いたいからこそ、それでオンリーワンになるためにストイックにビジネスを遂行しなければならないのだ。
個人でするビジネスは、怠けようと思えばいくらでも怠けることが出来る。また、頑張りも一緒だ。しかも頑張れば頑張っただけ、サラリーマンでは得られないリターンを産む可能性がある。
今の会社での仕事が好きならそれはそれで全力で打ち込めばいいと思う。
ただし、サラリーだけに頼る生活だけは、あなたの人生を豊かにするという点では一番大きなリスクであるとも、私は思う。
会社のために働いても会社はあなたを裏切る。
そういう時代なのだから。
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