あなたは貯金できてますか?意外と気づかない「貯金の落とし穴」をどんどん見て行きましょう。
1.日本人は貯金をほとんどしない⁈
1-1日本人の驚きの貯金事情!
日本の国民は貯金をあまりしない国民ということはみなさんご存知でしょうか?
倹約家で、贅沢は良くないという風習がまだ根強くありそうな日本ですが、
意外に貯金してないんです。
2017年5月に総務省で発表された家計調査報告では、2人以上の世帯の世帯平均の貯蓄額が「1820万円」という数字がでています。
これが少ないのか。。。_| ̄|○
と思われるかもしれませんが、貯蓄額は世界的にみても多いです。
ただ国によって物価も平均所得も違うので、貯蓄に差があるのは当然なので
はないかと思われると思います。
そこで、どれくらい貯蓄しているかを測る貯蓄率という指標があります。
貯蓄率とは
貯蓄額を可処分所得で割った比率
会社勤めでお給料で生活している人であれば、預貯金や保険、有価証券等の貯蓄額を給与から税金や社会保険料などを差し引いた手取りで割った額です。
では世界と比べてみましょう!
2009年時の世界の貯蓄率

出典:日本は内閣府「国民経済計算年報」、その他の諸国はOECD「Economic Outlook No.85」より
驚きの低さです。。
2.3パーセントは低いですね。
2016年も2.7パーセントと低水準です。
これで日本人がいかにお金を貯めていないかがわかりました。
では平均貯蓄額に戻りますと2017年5月は2人以上の世帯の平均は「1820万円」でした。
ここで実際に貯蓄をいくら持って老後を迎えるかというところを考えるかと思います。
2016年時での年齢別の貯蓄額
60代の貯蓄額の平均は「2200万」を超えるぐらいになっています。
2人世帯で老後の必要資金はゆとりある生活をしようと思うと、「毎月36万円」ほど必要と言われています。
あまり高価なものは買えませんが、お出かけや国内旅行はできるくらいの額ですね!
老後の年金の平均が世帯で23万円ですので、差し引き「毎月13万円」足りないことになります。
85歳までご夫婦で暮らした場合、
36万-23万=13万×12ヶ月×25年間=3900万円
となります。
「2200万円」ではマイナス「1700万円」と全然足りないです。
この日本人の現実を理解した上で貯蓄について考えていきましょう!
2.貯金ができない人は知らぬ間に使う。
2-1勝手にお金が減る⁈収支を把握しよう!
お金が勝手に減る?何を言っているんだと思われるかもしれませんが、
今まで支払いが滞ったことがある方は多いのではないでしょうか?
今はクレジットカードやリボ払い等様々な支払い方があるので便利になってますが、これが危険です。現金が減らないと多くの人はお金をいくら使ったのか「毎月の支出」を把握してません。
これが貯蓄ができない意識的要因の一つです。
これは車を買う時や家を買う時に利用するローンも同じです。
その他にも携帯電話の料金、水道、ガス、光熱費、インターネット通信費、交通費、車や家の維持費等に毎月いくらかかっていますか?
もちろんかっこいい車、素敵な家に憧れるのは当然です。買って頂いていいですし、携帯電話は必要ですよね!
重要なのは毎月自分がいくらの「固定支出」があるかを把握することです。
家計簿も貯金に大きな効果がありますが、時間もかかるので、まずは固定費を把握しましょう。
食費、雑費、育児費等の平均金額も計算しておくとより良いでしょう。
自分の収入から平均支出を引いた額が、平均の自由に使えるお金になります。
その一部を貯蓄に回すのですが、ここでお伝えしたいのは、「月末の結果ではなく、月初に計画を立てましょう」と言うことです。
このような簡単な損益計算書をつけてみると良いかと思います。
こちらはロバートキヨサキ氏が作ったキャッシュフローゲームの損益計算書になります。
非常にシンプルに作ってありますね。
これを作成しておけば、毎月の自由に使えるお金(キャッシュフロー)が把握でき、計画的に資産構築にまわすことできるようになります。
「日々節約!我慢我慢!」ではなくて、現状を数字で把握してるかどうかで
貯蓄ができるかが分かれるということです。
「計画的に資産を買えたら苦労しないよ!娯楽にお金も時間も使ってしまうから将来が見えなくて困ってるんだよ。」
こんな方はキャッシュフローゲームをやってみることをオススメします。
キャッシュフローゲームはただのボードゲームですが、将来の自分や家族の為に何をしているかを体感できる、私たちの生活に直結する非常に優れた教材です。
3.貯蓄ができない人は宝くじを買う。
3-1ギャンブルと投資!長期的な利回りを考えよう。
宝くじ買ってますという方!宝くじの当選確率ご存知ですか?
宝くじの1等の当選確率は1/10,000,000です。
雷に撃たれる確率と同じだそうです。
とてつもなく当たらないです。
では本題の何故宝くじを買う人が貯蓄できないかです。
それは考え方にあります。
まずは、宝くじの利回りは知りましょう。
宝くじは買い占めると48%が戻って来るそうです。マイナス52%ということです。
宝くじが好きな人には申し訳ございませんが、これは300円の宝くじ一枚買うごとに約150円を「当たるかな」ドキドキのためだけに支払ってるということです。
1枚買うと資産がただ150円減るということです。
たくさん買えばもちろん当たります。が買えば買うほどマイナス52%に近くだけです。結局減るわけですね。
貯蓄を含め資産を増やしていく人は必ず利回りを計算します。
何年後に何%増えるのかが重要なのです。
20年間複利で年5%で運用すれば1.05の20乗で2.65倍になってまいます。
運用次第では、今のお金は将来何倍にも増やせるわけです。
この感覚が身につくと、宝くじや娯楽に今の資産を使う事が勿体無く感じてきます。
そうなれば、自然に預貯金や投資にお金を回せるよるになるでしょう。
4.貯金ができない人はビジョンがない。
4-1お金は目的を達成する手段。
ここまで来て、最も重要なことを書きます。
あなたは何の為に貯金してますか?
それはいくら貯めますか?
いつまでに貯めますか?
その後は?
ということです。
どうやって貯めるか以上に、何故貯金してるのかが重要です。
でないと貯まって来た頃に急にオシャレな家具を買ってしまったということになります。
また、欲しいと思った物やサービスを買えないのは、前々から買う予定で動いてないからです。
貯金は家計簿を書けば増えるわけではありません。
いくら欲しいと思い、それを手に入れると決めることが重要です。
さらに言えば、長期的に考えて、最後から必要金額を逆算していけば、やる量は決まってくるわけです。
そりゃあそうだと思われるかもしれませんが、多くの人は何故貯金してるかを明確に考えてないでしょう。
ダイエットと同じで、流行りのダイエットではいっとき痩せても、継続はできません。
結局良い方法も痩せたい人にしか結果は出ないということです。
車を買う為、何故車が欲しいのか、どんな車が欲しいのか、いつ欲しいのかは簡単に決めれると思います。
そこで終わってはローンが増えるだけです。買った結果どうなるかを数字で考えて、ローンが負荷にならないその次の収入源や蓄えを作ることが、貯蓄を増やし続ける重要なポイントになります。
その先には老後に困らない貯蓄であったり、さらには経済的にも自由なリッチさ手に入れられる可能性があります。
是非やりたいこと、欲しいもののためにワクワクしながら真剣に資産計画を立てて欲しい思います。
参考記事:2割2割の法則を活用して金持ち父さんの扉をノックしよう
5.まとめ
普段何気なくしている貯金やクレジットカード決済や、ローン支払いですが、その先にはどんな未来が待っているでしょうか。
ほんの少しの意識改革とお金の知識で、行動が大きく変わってくるものです。
真剣にお金のことを考えてみようと思われた方は、いくつか出て来たポイントを学んだり取り組んでみてください。
みなさんの将来の懐事情にすこしでもお役に立てれば幸いです。
キャッシュフローゲームは、楽しみながら金持ち父さんへの道筋(お金の知識)を教えてくれる優れた教材です。ですが、購入したら20000円以上しますし、教えてくれる人がいないと理解できないものです。
多くの人がキャッシュフローゲーム会で学んでいます。
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